ここに,rec.games.frp.dnd で非常によく見かける略語や頭文字の一覧表を挙げておきます。最初のリストは,もっぱら rec.games.frp.dnd および/または rec.games.frp.* 階層すべてにおいてのみ見受けられる用語を集めたものです。2 つ目のリストは,Usenet やそれ以外のインターネット全体で一般的に用いられる用語を集めたものです。[整形済みの表はこちら]
*D&D | D&D ゲームのすべての版 |
AD&D,ADnD | Advanced Dungeons & Dragons |
AD&D1 | Advanced Dungeons & Dragons 初版 |
AD&D2 | Advanced Dungeons & Dragons 第 2 版 |
AD&D2R | Advanced Dungeons & Dragons 第 2 版改訂版(revised) |
AD&D2.5 | Advanced Dungeons & Dragons 第 2 版改訂版 |
ADnD-L | AD&D の議論をするメーリング・リスト |
AoE | Area of Effect(効果範囲) |
AoO | Attack of Opportunity(好機攻撃) |
BD&D,BDnD | Basic Dungeons & Dragons,Advanced D&D と対比して |
BoA | Book of Artifacts |
BR | Birthright |
C*HB | Complete [class] Handbook シリーズ。Fighter's,Priest's,Thief's,Wizard's,Psionics,Ranger's,Bard's,Druid's,Paladin's,Barbarian's,Necromancer's,Ninja's の総称。 |
CB* | Complete Book of [race] シリーズ。Elves,Dwarves,Gnomes & Halflings,Humanoids の総称 |
CT,C&T | Player's Option: Combat & Tactics |
D&D,DnD | Advanced を除く Dungeons & Dragons のすべての版 |
D&D3 | Dungeons & Dragons 第 3 版(Advanced Dungeons & Dragons の後継システム) |
DDG | Deities and Demigods |
DL | DragonLance |
DMG | Dungeon Masters Guide,版を問わず |
DMG1 | Dungeon Masters Guide 初版 |
DMG2 | Dungeon Masters Guide 第 2 版 |
DMG2R | Dungeon Masters Guide 第 2 版改訂版 |
DMG3 | Dungeon Masters Guide 第 3 版 |
DMO | Dungeon Master's Option book(s) |
DS | Dark Sun |
FR | Forgotten Realms |
GAMA | GAme Manufacturers Association |
GH | Greyhawk |
GM | Game Master |
HLC | Dungeon Master's Option: High Level Campaigns |
HW | Hollow World |
IC | In Character |
IMC | In My Campaign |
IYC | In Your Campaign |
L&L,LL | Legends & Lore |
LC | Living Campaign(RPGA キャンペーン,たいていコンベンションで見られる) |
LD | Level-Drain,Level-Draining Undead |
LK | Lankhmar |
MC | Monstrous Compendium(普通は appendix の番号がつきます) |
MM | Monster Manual/Monstrous Manual |
MMII | Monster Manual II |
MoP | Manual of the Planes |
MPGN | ftp.mpgn.com, the Multi-Player Gaming Network site |
MUD | Multiple-User Dungeon |
OA | Oriental Adventures |
OD&D,ODnD | Old/Original D&D,最近の Advanced D&D と対比して |
OOC | Out of Character |
PBeM | Play By E-Mail |
PBWWW | Play By World Wide Web |
PH | Player's Handbook,版を問わず |
PH1 | Player's Handbook 初版 |
PH2 | Player's Handbook 第 2 版 |
PH2R | Player's handbook 第 2 版改訂版 |
PH3 | Player's handbook 第 3 版 |
PO | Player's Option シリーズ |
PS | Planescape |
rgfd | Rec.games.frp.dnd |
rgf.* | Rec.games.frp.* 階層 |
RL | Ravenloft |
RPGA | Role-Playing Gamers' Association |
SP,S&P | Player's Option: Skills & Powers |
Sp&M,SPaM | Player's Option: Spells & Magic |
3e | Dungeons & Dragons 第 3 版 |
ToM | Tome of Magic |
ToVK | Tome of Vast Knolwedge(コンピュータ・ソフト) |
UA | Unearthed Arcana |
WoG,WG | World of Greyhawk |
WotC | Wizards of the Coast |
:-) | 笑いのマーク(頭を 90 度傾けてみてください)。バリエーションは無数にあります。 |
AFAIK | As Far As I Know,私の知るかぎりでは |
BTW | By The Way,ところで |
CFV | Call For Votes,投票要請 |
F2F | Face-to-Face,面と向かって |
FWIW | For What It's Worth,役に立つかどうかわかりませんが |
IDH(T)*IFOM | I Don't Have (The) [product] In Front Of Me,[製品が]手元にありません |
IIRC | If I Remember Correctly,私の記憶が確かならば |
IMHO | In My Humble/Honest Opinion,私のつまらない/率直な意見では(ただし本当にそうであることはめったにない) |
IOW | In Other Words,言いかえれば |
IRC | Internet Relay Chat(リアルタイムの文字ベースの会議システム) |
LOL | Laughing Out Loud,大笑い |
Ob... | Obligatory reference to...,必ず…に関係して(例:ObD&D, ObCthulhu, in a post otherwise about something else,なにかほかの話題を投稿するときは,必ず D&D か Cthulhu 関連の話題にしてください) |
REQ | Request,要請 |
RFD | Request For Discussion,議論要請 |
ROTFL | Rolling On The Floor Laughing,転げまわって大笑い |
RTFM | Read The F***ing Manual!,マニュアルを読めよ馬鹿! |
SO | Significant Other,D&D 以外の大事なもの(例:デート,婚約者,配偶者) |
TANSTAAFL | There Ain't No Such Thing As A Free Lunch |
TPTB | The Powers That Be,当局 |
WRT | With Regard/Respect To,…に関しては |
YHBT | You Have Been Trolled |
YMMV | Your Mileage May Vary |
ここに,間違って発音しやすい単語をいくつか挙げておきます。もしあれば辞書に載っている発音を,なければ一般的な,もしくは TSR が定めた発音を示します。発音に関してもっと全般的な参考書を読みたければ,Dragon 誌 93 号(1985 年 1 月)の,フランク・メンツァー(Frank Menzer)が書いた“Ay pronunseeAYshun gyd”という記事を読んでみてください。また,Forgotten Realms 特有の単語と名前の発音については Forgotten Realms のボックス・セットを,Tanar'ri や Baatzu などの亜種の名前の発音については MC8 Outer Planes Appendix をご覧ください。
注意:Drow の「正しい」発音については,A Grand Tour of the Realms(Forgotten Realms ボックス・セット第 2 版)の 9 ページにこう書いてあります。「ダーク・エルフ,またの名を Drow(now や how と同じ韻で発音します)は…」
ファンタジー・ロールプレイングの世界には,少々ややこしい綴りがいくつかあります。[整形済みの表はこちら]
aarakocra Baatezu Cthulhu deity/deities |
dispel dweomer falchion ixixachitl |
medieval mythoi paladin rakshasa |
rogue Tanar'ri tarrasque thief |
newbie とは,インターネットや Usenet,またはただ単に特定のニュースグループに不慣れな人のことで,インターネットを使いはじめたばかりの人がよくやるような馬鹿な間違いを,かたっぱしから犯します。この言葉がインターネットで最初に使われ始めたのは MUD で,そこから広まっていったようです。こういった間違いを避けるには,この FAQ の最初にある「初めての方への注意」で挙げたファイルに目を通し,これらの助言を深く心に刻んでおくといいでしょう。また,最初に投稿する前に,このグループを 2,3 週間購読して雰囲気に触れ,何が許されて何が許されないのか把握しておきましょう。なお newbie の対義語は dino です(“dinosaur”【ダイノソア】の一部と同じです。Flintstone のペットとは違う読み方です)。
もしも誰かに,あなたがまだ観ていない映画の結末を聞かされたら,その人はあなたの楽しみを“spoil”したことになります。つまり,あなたが感じるはずだった新鮮な驚きは,大きく損なわれてしまったのです。これと同じ考え方は,ゲームの世界でも通用します。TSR 製品の詳しい内容について投稿したいのなら,題名に SPOILER という単語を入れ,1 ページ分の空白を挿入しておいてください。ページ送りのコードを入れるか,リターンキーを 20 回ほど押せばいいでしょう。とくに,モジュールの内容を説明する場合は気をつけてください(「やっと S4 を終わらせました。あの厄介な扉を開くのにえらく時間がかかりましたが,ここに開け方を書いておきます…」)。なぜなら,そのモジュールをプレイしたことがなかったり,現在プレイ中だったりする人が,かならず Usenet にいるからです。グループの人間が,この先何回か遊ぶ予定の冒険の内容を他人から聞かされたりしたら,ほとんどの DM は快く思いません。ですから,そのモジュールがどんなに昔のものでも,内容をばらすつもりなら,必ず警告メッセージを入れておいてください。
警告メッセージは,小説や映画,設定資料について議論するときも有効です。常に最大限の配慮を怠らないでください。他人のゲームに影響を与えるようなことが書いてあるときは(「GH のボックス・セットの新版で,Iuz は Rary に殺されるぞ。正義は勝つ!」),忘れずに警告メッセージを入れてください。たとえあなたが,話題にしている作品はもうみんな読んだだろう,と思っていてもです。
帯域幅とは,ケーブルを使って運ぶことのできる情報の量を表します。インターネットにおける情報の転送は,情報が送られるケーブルの物理的な限界によって制限されます。ですから,Usenet への投稿で,たとえば,以前の投稿を 300 行ほどまるまる引用しただけで最後に「私もそう思います」書いてあるようなものは,ほかの投稿が使うべき帯域を奪ってしまっているわけです。帯域幅が多量に浪費されると,ケーブルを通って送信されるデータの量が上限に達してしまい,ほかの投稿が送れなくなってしまいます。ケーブル産業における新技術の目標は,ほとんどの地域で帯域幅をほぼ使い切ってしまうという問題を解決することですが,だからといってつまらない投稿で帯域を使ってしまうのが望ましいということにはなりません。実際,Usenet への投稿数は増加する一方であるため,記事の保存期間を 2,3 日程度に短縮しているシステムもあります。ですから,「無価値な」投稿が増えたせいで「価値ある」投稿がたくさんのサーバにおいて押し出されてしまい,各サイトを利用する人々が優れた投稿を読めなくなってしまうことも,それほど珍しくはないのです。
fluff【フラフ】とは,インターネットにおいて執筆・配布される物語を指す言葉です。rec.games.frp.dnd の場合,これはロールプレイングのセッションの結果をもとにした物語という形をとります。fluff を読むのが好きな人もいますし,気にもとめない人もいますし,嫌っている人もいます。もしも自分で書いた fluff を投稿したくてしかたがないと感じたら,題名の頭に STORY: と書いて,状況に応じて,簡単に探し出せるように,または読まずにすむようにしてください。1 回かぎりの短編を投稿するのは問題ありませんが,キャンペーン全体をもとにしたような長編を書いている場合は,rgfd には投稿しないで下さい。そのかわり,その文章は rec.games.frp.archives のモデレータに送り,rgfd には通知文を投稿して,その物語を読みたい人が rec.games.frp.archives でその投稿を見つけられるようにしておいてください。
Monty Hall【モンティ・ホール】とは,60 年代と 70 年代,それに 90 年代のアメリカのゲーム・ショー Let's Make a Deal の司会者のことです。出演者は全員いかれた衣装に身を包んでいて,その中から選ばれた人がゲームをするのです。モンティは運良く選ばれた人に一握りのお金を渡します。そして,そのお金をドア No. 1,ドア No. 2,ドア No. 3 の奥にあるものや,箱の中に入っているものと交換するか,さもなければそのままお金を取っておくように言うのです。交換が行われるたび,もう一度チャンスが与えられます。出演者がどれを選ぶか決めたら,モンティは賞品を明かします。賞品は,良いものから悪いものまでなんでもありです。お金,車,装身具,車のワックス一年分,山羊,タイヤのチューブ,海外旅行,キャンディの山,などなど。ゲイリー・ガイギャックスはこのようなプレイ・スタイルに名前をつけました。ゲームマスターが,あるドアの奥には宝物を,あるドアの奥にはモンスターを配置し,“Monty Haul”ゲームによってプレイヤーに自らの運命を選ばせる,そんなスタイルと,このゲーム・ショーの司会の名前を引っかけたのです。
この言葉は,ゲーム・マスターがマンチキンなプレイヤーを奨励するようなセッションを指して使われるようになりました。基本的に,どんなゲームであろうと,“Monty Haul”ゲームとみなされることがあります。つまり,ゲーム・マスターが信じられないほどたくさんの財宝と世界を震撼させるほどの魔法の品を出し,それを弱くちっぽけなモンスターに守らせている場合,いいかえれば,低レベルキャラクターにはかりしれない力を与えてしまった場合です。
“haul”には「物を取ること」という意味があります。
マンチキン主義は,よく Monty Haul ゲームと混同されます。どちらも,ほんのわずかな危険と,とてつもない力とが共存しているからです。しかしながら,Monty Haul の原因がたいてい GM であるのに対して,マンチキン主義はプレイヤーの範疇です。GM が推奨することもありますが。マンチキンなプレイヤーはたいてい,ゲームというのは競技会であり,勝利を目指すべきものだと思っていて,苦労と不確定要素を最小限に押さえて勝利を得ようとします。プレイヤーが勝ったと感じるのは,DM がキャラクターにぶつけたものをすべて,さしたる苦労もせずに打ち破った場合です。ですから,キャラクターが 1 ラウンドに与えることのできるダメージが大きいほど,喜びも大きくなります。プレイヤーが「勝利する」機会がより多くなるからです。DM の中には,このような「あいつら対おれ」的な雰囲気を助長する人(とくに Monty Haul 型 DM)もいますが,たいていの場合,DM には責任はありません。そう,まず第一に,DM はある程度はこういったキャラクターを認めなくてはいけません。しかし,本当の問題はプレイヤーにあるのです。マンチキンなキャラクターの原因は「最小/最大化」,もっと正確に言えば,「ルールの強姦」です。これはつまり,プレイヤーが,ルールで許されるようなありとあらゆる長所(とくにルールの抜け穴が含まれるようなもの)をキャラクターに与えてしまい,不利な点はあるにしてもごくわずかである場合を言うのです。また,そういったキャラクターは,非常に高い経験レベルのパーティに匹敵するような魔法の品も持っています。こうしたキャラクターは超強力になりがちで,1 ラウンドで軍隊を丸ごと撃破することができます。キャラクターの判断基準は力の強さであり,ロールプレイングという観点はまったく持っていません。
ただし,すべての「パワープレイ」がマンチキンかつ悪いものであると言っているわけではありません。あるグループのキャンペーンを進めているのが信じがたいほど強い力を持つキャラクターであっても,ほかのキャンペーンと同じくらい挑戦のしがいがあり,かつロールプレイに満ちている,といった事態は十分にありえますし,一般的ですらあります。つまり,敵がいつもプレイヤーと同じように装備を整えており,おまけに非常に賢い行動をとるのです。こうしたゲームでは,キャラクターがエンカウンターを生き残れるのか,また生き残れるとすればそれは全員なのか,という問題が実際に生じます。しかし重要なのはただ生き残ることではなく,力の均衡とロールプレイングなのです。また,キャラクターがある種の性格上の欠点を持っていることもあります。こうすれば,ロールプレイングに基づいた,意義のあるやり方で力の均衡を保つことができます。さらに,「パワープレイ」的な環境にあるキャラクターのほとんどは,強力な品物を獲得するために,実際に苦労(とロールプレイ)をしているのです。決して,移動式のマジック・ショップに入って「僕の 2 人のおじさんはお金持ちで,持っている魔法の品をぜんぶ僕にくれるって遺言を残してくれたんだ」なんて言ったわけではありません。きちんとロールプレイングに重きを置いて,ゲームがただの「パワー」ばかりになってしまい「ゲーム」でなくなるのを防いでいるのです。しかしながら,落とし穴に陥るのは簡単です。このようなゲームをまるでアーケード・ゲームのように扱ってしまうのです――悪人をぜんぶ吹き飛ばせば勝ちというわけです! ロールプレイングでなくパワーこそがすべてということになれば,パワープレイはマンチキン的なものになってしまいます。マンチキン・キャラクターが明るみに出るのはたいてい,プレイヤーが持ち込みキャラクターを使おうとしたときです。そのお気に入りのキャラクターは,以前の GM のキャンペーンでは「認可」されていて,能力値と技能レベルと特殊能力が最大値で,山ほど魔法の品や特殊な品を持っていて,デス・スターを 2 つまとめて銀河の彼方へ吹き飛ばせるというわけです。
どういった経緯で,このようなキャラクターが L・フランク・ボーム(L. Frank Baum,『オズの魔法使い』の作者)の作品に出てくる小人の名で呼ばれるようになったのかは,誰も正確なところを知らないようです。しかしおそらくは,このキャラクターからにじみ出ている,人をひどくいらだたせる要素となにか関係があるのでしょう。もう 1 つの説もあります。すなわち,マンチキン・プレイヤーはほとんどが若い連中,おそらくは 12 歳以下なので,自分より年下の人間を指す言葉が,上記のようなプレイヤーを指す言葉に変化し,その後そうしたプレイヤーが作ったキャラクターをも指すようになった,という説です。
Spam とは,肉のような食品で,豚肉とハムを混ぜたものだといわれています(spam という言葉は“SPiced hAM”の略語です)。第 2 次世界大戦中,前線の兵士に支給されたことから有名になりました。また,「空飛ぶモンティパイソン」のネタで,夕食のメニューが“spam,egg,spam,spam,bacon and spam”とか“spam,spam,spam,spam,spam,spam,baked beans,spam,spam,spam and spam”なんてものもありました。おまけにその席にはバイキングが何人かいて,誰かが“Spam”と口にするたび,いきなり“Spam の歌”を歌い出すのです。おかげで,メニューの中で Spam 以外のものを見つけるのは,あっというまに大仕事になってしまいました。
該当スケッチを見たことがないので,翻訳が間違っているかもしれません。もし間違っていたら,遠慮なくご指摘ください。
この考え方が,Usenet に持ち込まれました。同じものを何千ものニュースグループに投稿したり,だれか 1 人が(もしくはある団体が),題目と関係のない投稿やそのコピーでニュースグループを埋めつくした場合,この行為は“spamming the net”と呼ばれるのです。そして個々の投稿は“spam”と呼ばれます。
Usenet に投稿された記事のうち,他人を怒らせることだけを目的としたもののことです。この由来は釣り用語です。釣り人が水中のルアーを引いている状態を,trolling for bite(アタリを待っている)と呼ぶのです。Usenet のトロールというのは,そのほとんどが無内容な記事で,あるニュースグループの主題や常連に対する粗野な侮辱とフレームであったり,扱いの難しい話題を無神経なやり方で持ち出したりするのです。
トロールの中にはもっと悪意に満ちたものもあります。とくに,投稿者がなんらかの意図を持って行動している場合がそうです。彼らの手口は巧妙で,そのグループには初めて投稿したという形を取ることが多いようです。そして主題に沿った記事をいくつか投稿し,それから,そのグループでは許容されないことがわかりきっているような内容の記事を投稿しはじめるのです。そうして,そのような投稿は不適切だと指摘した人物を,愚弄したり侮辱したりして,自分が本当に他人を怒り狂わせることができるかどうか確かめるわけです。その後,ほかのニュースグループへ行って同じことを繰り返し,すべてのグループをフレーム合戦の渦に巻き込みます。
rec.games.frp.dnd ではトロールは禁止されています。もしトロールと思われる投稿を見かけたら,無視してください。人をいらいらさせてばかりでほかにはほとんど何もしないような投稿者を見かけても,無視してください。無駄な議論は避け,正気を保ち,貴重な接続時間を使ってたわごとを読むのはやめましょう。彼らはただ注目されたいだけなのです。無視してやれば,たいていはそのうちほかのグループへ行ってしまうでしょう。
ここに,ひょっとしたらわかりにくいかもしれない用語を簡単に説明しておきます。
この説明が不十分だったり,わからない単語や語句,頭文字などの説明がなかったら,Jargon File(ハッカーのスラングやネット用語),Language of the Internet のページもご覧ください。このページのリンク先のどこかで,お探しの答えが見つかるでしょう。
第 6 部に続く
Copyright (C) 2001 by Joel A. Hahn